自分研究会

一日の振り返りと課題を探す

レイヤ2の概要

■レイヤ2の内容

 

レイヤ2の機能
データの伝送制御。具体的に言うと、フレームの伝送制御。
カプセル化してレイヤ2の制御情報を付け加えたデータのこと

詳しくはこちら

http://www5e.biglobe.ne.jp/%257eaji/3min/06.html



 

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レイヤ1は、実際の電気信号、メディアの仕様、ビットの表記などを行うわけだがこれだけではどうにもならないことがある。


例えば、電気しんご・ビットだけでは、「誰に届ける」ということが分からない。
「アドレッシング」というものが必要。

※アドレッシング:デバイスを識別する、識別子を付けること。住所や名前を付けると覚えると簡単。

 

他にもレイヤ1は危機に依存しすぎていて、上のレイヤとの繋がりを作るのが難しい。
そこで、レイヤ2が登場する。


レイヤ2はレイヤ1の欠点を補い、上位レイヤとの繋がりをつくる。
これから説明をするのは、LANでのレイヤ2だ。

 

■LLC副層とMAC副層

現在、LAN規格でもっとも有力な規格組織といえば、IEEE
IEEEOSI参照モデルを以下のように解釈して、規格を作り出している。


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IEEEのLAN仕様は、レイヤ2をさらに2つに分けている。
論理リンク制御副層(LLC)メディアアクセス制御副層(MACの2つ。


<<OSI参照モデルを勝手に分けてもいいの?>>


OSI参照モデルはあくまで「モデル」。
実際の仕様を導くガイドライン、大筋でOSIに反していなければ問題はない。

LLC副層は、実際の機器に依存しない部分を取り決めている。
例えばエラー制御、上位サービスの指定など。


<<エラー制御ってレイヤ4の高信頼性でやるんじゃ....?>>


確かにエラー制御はレイヤ4の役割である。
しかし、ビットのチェックぐらいのエラーチェックはレイヤ2でも行う。
一番最低限のエラー制御ということだと覚えておくといい。


一方、MAC副層は、メディアへの接続を取り決める。
どのように、共有メディアでデータ送信をするのか、という点を決めている。
これには、メディア・アクセス制御などが使われる。


メディア・アクセス制御とは、どのように共有メディアにアクセスするかということ。
みながメディアを使うので、誰が送信を行うのかを制御する。

まとめると、

MAC層では、「どのように送るか」を決定し、LLC副層では、「どのように扱うか」が決まる。

 


■LANの仕様

実際のLANの仕様は、以下のように決められている。



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レイヤをまたがっている部分がるが、実際のLANの機器はレイヤ1とレイヤ2の両方の機能を持ち合わせていることが多い。
なので、規格の方もレイヤ1、2双方を含んでいる。

 

LANの仕様には、4つあることが見て取れる。
イーサネットIEEE802.3IEEE802.5、FDDI

 

IEEE802.2
は802.3、802.5、FDDIの3つで使用されるLLC副層の規格。

 

イーサネットはこのIEEE802.2の部分も含んでいる。
なので実際に物理的なLANとして現れるのは、上記の4つ。

 

これらの4つは使用するネットワーキングメディア、メディア・アクセス制御方式、物理トポロジが異なる。

 

イーサネットを除く3つは、LLC副層の部分は共通だが、MAC副層で決められているメディア・アクセス制御がことなる。
更にレイヤ1で決められているネットワーキングメディアや物理トポロジも違う。


以下のように4つのLAN規格は異なる。

 

 

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イーサネットIEEE802.3はほぼ同一である。表の表に出てきてない部分が異なる。

IEEE802.3はLLC副層でIEEE802.2が使用されるが、イーサネットはLLC副層の役割を担う部分を独自で持っている。
その違い。

 

簡単にいうと、データにつける制御情報が少し異なる。
更に、イーサネットIEEE802.3は相互互換している。
なので、ほぼ同一と考えてもよい。

 

 

■レイヤ2でのカプセル化

レイヤ2は、レイヤ3から渡されたパケットをフレームにする。

このカプセル化とLAN規格の話を組み合わせると以下のようになる。


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副層ごとにも制御情報を付加していく。

各仕様によっては、MAC副層で付け加えられる制御情報が違うというのがポイント。
それにより、LLC副層より上のレイヤはメディアなどの物理的な仕様を意識する必要がない。

 

 

<ポイント>

・レイヤ2は、LLC副層とMAC副層に分かれる
・LLC副層は、機器に依存しない論理的な部分を決める
MAC副層は、ネットワーキング・メディアとの接続を決める
・LAN規格として、LLC副層にはイーサネットIEEE802.2がある
MAC副層には、イーサネットIEEE802.3IEEE802.5、FDDIがある

 

 

レイヤ1(物理層):5つのネットワークトポロジ

■レイヤ1:ネットワーク・トポロジ


<ネットワーク構成図>

実際の機器とメディアの配置のことを、物理トポロジという。
※トポロジ=配置図


ネットワーキングでのトポロジというのは、ノードとリンクという2つの図形を使ってネットワークの物理的配置を表現する。

 

※ノード=ネットワークに接続可能なすべての機器(デバイスと同義)
※リンク=通信回線(LAN)

 

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単純にノードはコンピュータやネットワーキングデバイス。

リンクはメディアと考えればいい。
物理的な配置、つまりLANでのコンピュータやネットワーキングデバイスの配置と、その接続などは大きく分けて5種類に分けられる。

 

■バス型トポロジ

 

まずは、バス型
※バス=母線という意味



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共有メディア環境といえば、普通このバス型。
少し古いタイプの物理トポロジで、同軸ケーブルを使うトポロジ。
T型コネクタというのを使って母線と支線を繋げていた。

 

同軸ケーブル

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同軸ケーブル内部

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※母線・支線

 

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例えば支線を1本増やしたい時は、一度母線を切ってそこにT型コネクタを入れなければならない。
なんので非常に面倒。

さらに、母線が切断されると全くダメになってしまう。
なので最近は後述する、スター型にとって変わられている。

 


■リング型トポロジ

 

名前の通り、リングを使う



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それぞれのノードが、隣の2つと接続している。
かつ、最終的には円形になるのがリング型。


更にリング型の特徴は、信号が一方方向だ。
例えば、右回りなら右回りで逆方向に信号は流れない。
リング型の拡張として、2重リング型もある。



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リンクが倍になって、一度に多くのデータを送れそうと思いがちだが、2重リングが通常片方しか使わない。
もう一方は予備として使う。

リング型は、どこか1箇所でも切断されると全体が繋がらなくなる。
そのため、冗長性を確保するための2重構造だ。

※冗長性=予備、保険がある状態

 


■スター型トポロジ

 

最近の主なトポロジである、スター型トポロジ。

 

 

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中央に1つ置いて、それから繋がっている形。
ハブを使って繋げたみたいな形になっている。

まさに中央には、ハブのようなネットワーキングデバイスが使われる。
最近のLANのトポロジはほとんどこれ。


ハブ、もしくはスイッチを中央に置いて、相互に接続する。

実際には接続する台数がハブのポート数を超えることが多いので、いくつものハブを繋いだ形の拡散スター型になる。

 

 

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中央のピンク色のスター型のノードから、更にスター型が広がっている。
この中央のピンク色のノードはネットワーキングデバイスがなる。


ハブを連続して繋げるとはこういうこと。

 

▼ネットワーキングデバイスとは

役割ごとに大きく分けて3種類ある

レイヤ1:リピータ、ハブ
レイヤ2:ブリッジ、スイッチ
レイヤ3:ルータ

 

http://www5e.biglobe.ne.jp/aji/3min/07.html

 

 

■ツリー型トポロジ


データベースの、データ構造などでよく使われる木構造の形をしたトポロジ。



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階層構造になっているのが特徴。
若干スター型と似ているが...
スター型は、中央のコア・スター型トポロジと、周辺という形なのに対して、ツリー型は、段階的に分かれている。

 

 


■メッシュ型トポロジ


非常に複雑な配線になっている。
なぜかというと、すべてのノードは相互に直接接続されているから。
これならば、よほどのことがない限り、必ず何処かを経由して他と接続できる。


今までのトポロジはどこがが切断されると、他が繋がらなくなるノードがある。
他との通信ができなくなることが、致命的なエラーを起こすようなネットワークで使用される。
例えば、原発の管理システムなどがこのトポロジだと言われている。


しかし、リンク数があまりにも多くなりすぎてしまう欠点がある。

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よって、すべてのノードと完全に直接接続とは言えないが、部分的には相互接続という形もメッシュ型として使われる。

 

 

 

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中央の青ノードは、メッシュで接続されているが、青に接続されている他の4色は違う色のノードと相互に接続されていない。
このように、一部だけがメッシュ型なのを部分メッシュ型という。

 


↑のようなすべてが相互に接続されてるのは、完全メッシュ型という。
部分メッシュはネットワークを相互につなぐ部分などの重要なところを完全メッシュ、その他周辺は他のトポロジ、のように組み合わせて使うのが特徴。

 

物理トポロジは、

バス、リング、スター、ツリー、メッシュの5種。
二重リング、拡張スター、部分メッシュ、完全メッシュ。

 

 

 

 

 

リピータやハブは信号を増幅させるが、衝突ドメインの原因にもなる


■レイヤ1のネットワーキングデバイス


<ハブ>

別名マルチポートリピータという。

多くのケーブルを差し込むことができるリピータのこと。
通常リピータは入口と出口、2本のケーブルを繋ぐことしかできない。
製品にもよるが4本、8本、16本と多数のケーブルを繋ぐことができる。

なので、多くの機器を繋ぐときに使用される。
LANではもっとも一般的な機器である。
逆にハブがないと、1対1の接続しかできないといっても過言ではない。



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ハブはLANの中心点。
メディアの接続地点として使われる。
もちろんマルチポートリピータという別名に恥じず、リピータとしての役割も持つ。

つまり、信号の増幅や整形も行う。
遠くまで信号を届けることもできる。



 

 

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■共有メディアの環境

さらに、ハブを使用した場合、多くの機器が接続されるわけだが。
どれか1つの機器から出た信号は、すべての機器に届く。



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   ↓

 

 

 

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リピータは増幅するだけなので、なんの制御も行わない。
ハブも同様に多くのメディアに接続するが、やることは同じ単なる増幅のみだ。
つまりきた信号を全部そのまま流す。

「制御を行う」とどう違うか??

スイッチやルータはきたデータを繋がっている全部に流すわけではない。

 

ハブはきた信号をそのまま繋がっているパソコンに流してしまう。
この場合、上の図で青のメディアAと緑のメディアBの違いは何か?



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繋がっているパソコンが違う?

確かに繋がっているパソコンは違う。
しかし、通過する信号という観点から見た場合、全く違いはない。
つまり、ハブを中継点として使っているのだが、すべての機器は同じメディアを使用しているのと同じ。

 

 


このように、同じメディアを複数の機器が使用している環境を共有メディアという。

 

 

■衝突ドメイン


上記のような環境では、信号の衝突が発生する可能性がある。
特に、同軸ケーブルのように伝送路が1つの場合は、車線しかないようなもの。

ツイストペアなら大丈夫??

確かにツイストペアならば、8本4組なので伝送路を複数持つ。
だがハブの内部が1つの伝送路しか持たないので結局同じ。

衝突が起きた場合、信号の形が崩れて正しいデータとして認識されなくなる。

この正しくない信号は、ネットワークにとって邪魔者でしかない。
データとして正しくなくても、流れている間は道をふさいでしまう。

この衝突が発生する可能性がある範囲のことを「衝突ドメイン」という。

ドメイン⇒このでの意味は「範囲」という意味


ハブは、信号を流すだけなのでこの衝突ドメインを狭くすることはできない。
逆に、衝突ドメインを広げてしまう。

 

 

 

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    ↓

 

 

 

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<衝突ドメインを狭くするにはどうしたらいいの?>


スイッチやルータを使う必要がある。
特に衝突ドメインが大きくなると、たくさんの機器が接続されるようになる。
すると衝突の可能性も大きくなる。

衝突で壊れたデータでもデータ。
伝送路を流れてしまう。

よって、ネットワークの利用率が下がる。
衝突ドメインを狭くしなければならない理由はこのため。

 

■リピータ・ハブ同士の接続制限

リピータやハブは信号を増幅するから、届く距離が長くなる。
では、リピータやハブを連続しておけば無限に信号を届けることができるのか?
答えはイエス

しかし、リピータで増幅の際に多少の時間がかかる。
あまりに多くのリピータを使うと、その遅延時間が多くなりすぎる。

そうなると、こっちの機器と向こうの機器で、受け取る時間に差ができることになる。
もしかすると、その時間差の間に他の機器が送信を行って衝突が発生するかもしれない。

なので、一応ルールとして、途中経由していいリピータ(ハブ)は10BASE-Tなら4つ、100BASE-Tなら2つとされている。

 

<ポイント>

・リピータ・ハブは減衰やノイズの入った信号を増幅・整形する
・ハブは多くのメディアの接合点として使われる
・リピータ・ハブは制御を全く行わないため、きた信号をすべてに流す共有メディア環境を作り出す
・衝突の影響が及ぶ範囲のことを衝突ドメインといい、リピータ・ハブは衝突ドメインを広げる
・リピータ・ハブを連続して繋げていいのは、4つもしくは2つまで

 

https://urlzs.com/UJePA

 

 

 

 

 

 

ネットワーキングメディアの規格

 

ネットワーキングメディア


■ツイストペアケーブル

ツイストペアケーブルは8本の細い銅線をまとめた構造をしている。
そして8本を2本ずつ4つの組にして、お互いを交互により合わせているのだ。

より合わせることによって、電流が流れた際に2本の銅線から発生する磁場がお互いに打ち消しあって消滅する。
これが外からの干渉も消滅させることができる。
これをキャンセレーションという。

このように2本をより合わせていることから、ツイストペアという名前がついている。
通常のツイストペアは、「非シールドツイストペア」略してUTPと呼ばれる。

ちなみに、シールドツイストペア略して「STP」と呼ばれるケーブルも存在するが、あまり使われることはない。

その他の特徴として、UTPはSTPほど干渉に対する防御力が高くないのも事実だ。
なのでUTPはあまり長距離まで信号が届かない。
その分、堅いシールドがないから柔らかいし、安価。

同軸ケーブルと対極になっている。

 

光ファイバーケーブル

中央に、反射率の高いガラスで作られたコアとなる部分がある。
それをプラスチックで覆っている。
外側には、ケブラーという防弾チョッキにも使用されている繊維でガラスを保護している。

コアの部分にはもちろん光を通す。
1本の強力なレーザー光を通すタイプをシングルモード。
複数の弱い光を反射させるタイプをマルチモードという。

光ファイバーの一番の特徴は、光信号のため、一切の電磁的な干渉を受けない、という点があげられる。
かつ高速である。

しかし高価であるという弱点もある。

 


■ネットワーキングメディアの企画

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頭の10~1000の数字は、データ転送量を示す。単位はMbps(メガバイト
10なら10Mbpsということ。

「BASE」はデータ転送方式。
ベースバンド伝送、信号を直接多重化しないで送る方式。

ディジタル信号のように、信号の強弱で送る方式だということで、この場合複数の信号を同時に銅線上に流せない。
これだと装置が簡単に済むのでLANでは主流な方式だ。

 

http://www5e.biglobe.ne.jp/%257eaji/3min/09.html

 

■レイヤ1のネットワーキングデバイ


レイヤ1は物理層な仕様。
そしてレイヤ1で制御を行う機器は「リピータ」と「ハブ」


■リピータの機能

信号は減衰する。
これは抵抗がある限り避けられない。
更には、ノイズが入ってきて信号の形が壊れてしまうことがある。

※ノイズはメディアのシールドやキャンセレーションで防ぐことができる

しかし、万能ではない。
UTPは最長100mだが、同じLANに繋ぎたいパソコンとパソコンが100m以上離れていたら?

結論届かない。
更に、メディアの途中にパソコンがあるだけで信号が減衰したり、形が崩れる。


なので多くのパソコンが接続されていると、なおさら信号は劣化してしまう。
これをどうにかするのがリピータの機能だ。

リピータは弱まったりノイズが入った信号を、「増幅」や「整形」して、元の信号と同じ強さ、同じ形に直す。

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 もとの強さを取り戻すことによって、より遠くまで信号が届くようななった。

 

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 リピータは信号を増幅させるだけ。
これから先に出てくるスイッチやルータのように制御をしない。

 

ネットワークについて

<ネットワーク>

 

■信号に起きる障害

通信では、減衰、ノイズ、衝突という問題が起きることがある

減衰
⇒ケーブルに使われる銅線には「抵抗」というものが存在する。これは絶対に避けられない。
その抵抗のせいで信号が弱まってしまうことが減衰だ。

光ファイバは光信号なので、電気抵抗とは無線の代物。
しかし、長時間ながれていると光信号が拡散してしまう。これが光信号での減衰。


ノイズ
⇒いくつかの原因によって「電気信号の形が壊れてしまう」ことを指す。
崩れてしまうと元の形が分からなくなってしまい、正確に伝わらなくなる。

▼いくつかの原因とは
・すぐ隣の銅線に信号が流れている(クロストーク)
・熱雑音
・AC電源がそばにある
・雷や無線、蛍光灯などがそばにある(EMI/RFI


衝突
⇒ケーブル上を2つ以上のデータが同時に流れた場合発生する。
信号がぶつかると、電圧が変になってしまい元の信号と違った形になってしまう。

コリジョン(衝突)

 


■ネットワーキングメディア

ネットワーキングメディアの種類は合計3種
銅線2種と光ファイバ1種

 

■ネットワーキングメディアの企画団体

ネットワーキングメディアは3つの規格団体が影響力を持っている
特にIEEEとEIA/TIAの2つの団体名は重要。

最後にULという製品の安全性を試験する団体。
ケーブルの素材が可燃性だったり、発がん性物質を含んでいないかチェックする団体。


IEEE」「EIA/TIA」「UL」の3つの団体は下記のケーブルを規格している

同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、光ファイバケーブル

 

同軸ケーブル

同軸ケーブルはLANケーブルだけでなく、TVアンテナ線などに使われている。

中央の茶色が導体となる。銅製だ。
ここに信号が通ることになる。

導体の上にあるのがプラスチックの絶縁体。
一番外側にあるのみプラスチック製のジャケットだ。

中側にある黄色の網目状のものは、金で作られたシールドと呼ばれる素材。
名前の通り、外部からの干渉を防ぐ。

このシールドがあるおかげで、同軸ケーブルは干渉に強い。
さらに干渉の影響が少ないため、長距離まで信号が届く。

ただし、頑丈なシールドのせいでツイストペアケーブルよりも堅い、かつ高価になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネットワークについて

<ネットワークについて>

OSI参照モデルでのデータの流れ

通信では運びたいものを「データ」それを入れた段ボール全体を「データユニット」という。

【例】
宅配便を使って荷物を送ることを考える(割れ物)

運びたいもの⇒緩衝材で包む⇒段ボールに入れる⇒宛名を貼る
⇒配送表貼るる⇒宛先へ

何が言いたいかというと、運びたいものを運ぶには、「運びたいもの以外のものも送る必要がある」

通信で言うところの、宛先、送信元アドレス(IPアドレス)、通信制御用データなどなど


カプセル化

データに制御データをくっつけてデータグラムに仕上げることをカプセル化という

どういうことかというと...

アプリケーション層
プレゼンテーション層
セッション層
トランスポート層
ネットワーク層
データリンク層
物理層

レイヤ7~5までは特に制御データが付くことはない。
しかし、トランスポート層では制御データを付加する⇒セグメントという名称に変わる。
次にレイヤ3のネットワーク層では、データ付加により⇒パケットになる。
レイヤ2のデータリンク層では、データ付与により⇒フレームになる。
最後の物理層では⇒ビットにデータを変える。

 

■LANで使われるもの

LANを構築するために必要なもの

ホスト(パソコンやプリンタ)、ネットワーキングメディア(LANケーブ)、NIC(パソコンとケーブルを繋ぐ機器)
※もともとパソコンとケーブルは接続できるように作られていない
※最近のパソコンは組み込まれていることが多い


■ネットワーキングデバイ

複数のパソコンからのデータがLANに流れる場合、「通信を制御する機器」が必要になる。

ケーブルが道路、データが車だとすると「信号やインターチェンジ、案内版」の役割を行う機器のこと。

 

■レイヤ別ネットワーキングデバイ

ネットワーキングデバイスは大きく分けて3種類ある。
それぞれ、レイヤ1.2.3の各レイヤに従った役割を持つ。

ネットワーク層
データリンク層
物理層


▼レイヤ1:物理層

物理層は電気・機械的な規則の層。
ここで制御を行う機器は「リピータ」と「ハブ」。
これらはケーブルを流れる電気信号を増幅したり、分配したりする。


▼レイヤ2:データリンク層

データリンク層では、「ブリッジ」と「スイッチ」という機器を使う。
スイッチは、スイッチングハブと呼ばれることが多い、見た目もハブとそっくりの機器だが機能的には断然上。
スイッチは簡単に言うと信号の役目。
データを通す、通さないという制御を行う。


▼レイヤ3:ネットワーク層

ネットワーク層では、宛先までのルートを決定するという機器が必要。
この機器をルータという。


■信号

ネットワークといっても根底にあるのは、電気信号。
最も一般的なのが、銅線を使ったメディアを流れる電気信号。
しかし、他にも光ファイバーケーブルの場合は光信号でもあるし、無線LANの場合は電波になる。

電気信号には2種類存在し、「アナログ」と「ディジタル」。
「連続的」と「非連続的」という違いがある。
アナログ信号は「波」。ディジタル信号は「ON/OFF」と考えるのが一番わかりやすい


■回線

信号は通信回線に依存する。
回線がアナログしか使えなければ、アナログを使うしかない。

一般電話回線を使用して通信する場合は、モデム(MODEM)が必要になる。
モデムはコンピュータのディジタル信号を、電話用のアナログ信号に変換してくれる装置。
一方ディジタル回線といえば、一番有名なのが「ISDN

ISDNは普通の電話回線と違い、特殊なのでちょっと特別な接続装置が必要になる。
それが「TA」「DSU」。


▼接続方式について

モデム⇒一般電話回線
TA・DSU⇒ISDN
NIC⇒LANケーブル

NIC⇒LANケーブル⇒ケーブルモデム⇒CATV
NIC⇒LANケーブル⇒ADSLモデム-スプリッタ⇒ADSL


ケーブルモデムとは?
⇒ケーブルテレビ使用されているケーブルとの接続に使用されるモデム

ADSLモデムとケーブルモデムの特徴は、普通のモデムと違いパソコンと「LANケーブルで接続」されるところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も今日とてネットワークについて

<ネットワークについて>

■ネットワークの基本

ネットワークとは?
⇒何かと何かが網状に繋がっいて何かを運ぶこと。


ネットワークの原点とは?
スニーカーネット
データを持っている人が自分の足を使って運ぶこと


⇒LANの誕生
狭い範囲のネットワークを指す
(例:パソコンとプリンタなどを接続すること)
(例:教室内のパソコンを繋げること)
高速かつ高品質の接続を提供する

 

WAN
⇒広範囲のネットワークのこと(LANとLANを結ぶこと)
(例:東京本社のデータベースが置かれているLANと大阪営業所の営業マンが使うパソコンがあるLANを接続する)
※インターネットもWAN
基本的にWANはLANよりも低速

 

プロトコルについて


プロトコルとは?
⇒通信で使用するためのルールのこと

TCP/IP
⇒一番有名なプロトコル。(プロトコルの集合体)
インターネットで使用されるスタンダード。


帯域幅について

帯域幅とは?
⇒データ転送速度
要するに1秒間に何ビット送ることができるかということ
幅が広い⇒データ転送速度が速い
幅が狭い⇒データ転送速度が遅い

 


■ISO(国際標準化機関)について

異なるベンダ間で相互通信をするためには「ネットワーク・モデル」という統一規格がある。
現在使われているのが、OSI参照モデルという規格


OSI参照モデル
⇒ISOが作ったモデル
開放型システム間相互接続参照モデル


⇒相手に手紙を送ると考えると以下のように段階を分けることができる
「内容」「表現」「伝送物」「伝送」

内容⇒伝えたいことを考える⇒⇒明瞭に・簡潔に

表現⇒手紙に書く⇒⇒相手がわかる言葉で。文語文にする。

伝送物⇒便箋・封筒・宛名⇒⇒提携の便箋。切手や宛名の書き方

伝送⇒郵便局員・郵便トラック⇒⇒宛名までの道を決定する


OSI参照モデルの7つの層


第7層⇒アプリケーション層
第6層⇒プレゼンテーション層
第5層⇒セション層
第4層⇒トランスポート層
第3層⇒ネットワーク層
第2層⇒データリンク層
第1層⇒物理層

※それぞれの段階をレイヤ(層)と呼ぶ


レイヤ7:アプリケーション層
⇒ネットワークというサービスを提供する
ネットワークの入口に位置する層で、ネットワークが可能かどうかを判断する層


レイヤ6:プレゼンテーション層
⇒データの形式を決定する
大雑把に言うと使用する言語を決定する。送信元と受信元が異なる言語を使用していた場合、
二人がわかる共通言語を使う


レイヤ5:セッション層
⇒セッションを管理する
例:手紙で例えると、こちらの手紙が向こうに届く前に、相手の手紙が届いてしまった。
行き違いが発生しているので会話は成立していない。
このような行き違いを管理するのが、セッション層


レイヤ4:トランスポート層
⇒信頼性の高いサービスを保証すること
・エラーが少ない
・相手に確実に届ける


レイヤ3:ネットワーク層
⇒離れた場所に存在する相手との間でデータの伝送・運ぶルートの決定・宛先の決定などを行う

 

レイヤ2:データリンク層
⇒データの伝送制御を行う
ネットワーク層との違いは、より直接的な接続を制御しているという点。
※ケーブルで直に接続されている機器とのデータのやり取り、制御と考えてもいい


レイヤ1:物理層
⇒電気・機械的なルールを決めた層

 

 

所感

 

ネットワークの勉強はなかなか面白い。

何が面白いかといわれるといまいち分からんが、勉強が進む感じがする。

今、勉強ツールとして使っているサイトが面白いからかもしらん。

 

http://www5e.biglobe.ne.jp/%257eaji/3min/05.html

 

こんな感じのサイト。

結構古いが、説明が丁寧で約3分区切りなので、集中力も持続させやすい。

頑張ります!

 

 

 

あ、業務について

・アウトプットの方法を見直す

・他の人のやり方を見返す

・もう少しみんなの日報をみる