ネットワーキングメディアの規格
ネットワーキングメディア
■ツイストペアケーブル
ツイストペアケーブルは8本の細い銅線をまとめた構造をしている。
そして8本を2本ずつ4つの組にして、お互いを交互により合わせているのだ。
より合わせることによって、電流が流れた際に2本の銅線から発生する磁場がお互いに打ち消しあって消滅する。
これが外からの干渉も消滅させることができる。
これをキャンセレーションという。
このように2本をより合わせていることから、ツイストペアという名前がついている。
通常のツイストペアは、「非シールドツイストペア」略してUTPと呼ばれる。
ちなみに、シールドツイストペア略して「STP」と呼ばれるケーブルも存在するが、あまり使われることはない。
その他の特徴として、UTPはSTPほど干渉に対する防御力が高くないのも事実だ。
なのでUTPはあまり長距離まで信号が届かない。
その分、堅いシールドがないから柔らかいし、安価。
※同軸ケーブルと対極になっている。
■光ファイバーケーブル
中央に、反射率の高いガラスで作られたコアとなる部分がある。
それをプラスチックで覆っている。
外側には、ケブラーという防弾チョッキにも使用されている繊維でガラスを保護している。
コアの部分にはもちろん光を通す。
1本の強力なレーザー光を通すタイプをシングルモード。
複数の弱い光を反射させるタイプをマルチモードという。
光ファイバーの一番の特徴は、光信号のため、一切の電磁的な干渉を受けない、という点があげられる。
かつ高速である。
しかし高価であるという弱点もある。
■ネットワーキングメディアの企画
頭の10~1000の数字は、データ転送量を示す。単位はMbps(メガバイト)
10なら10Mbpsということ。
「BASE」はデータ転送方式。
ベースバンド伝送、信号を直接多重化しないで送る方式。
ディジタル信号のように、信号の強弱で送る方式だということで、この場合複数の信号を同時に銅線上に流せない。
これだと装置が簡単に済むのでLANでは主流な方式だ。
http://www5e.biglobe.ne.jp/%257eaji/3min/09.html
■レイヤ1のネットワーキングデバイス
レイヤ1は物理層な仕様。
そしてレイヤ1で制御を行う機器は「リピータ」と「ハブ」
■リピータの機能
信号は減衰する。
これは抵抗がある限り避けられない。
更には、ノイズが入ってきて信号の形が壊れてしまうことがある。
※ノイズはメディアのシールドやキャンセレーションで防ぐことができる
しかし、万能ではない。
UTPは最長100mだが、同じLANに繋ぎたいパソコンとパソコンが100m以上離れていたら?
結論届かない。
更に、メディアの途中にパソコンがあるだけで信号が減衰したり、形が崩れる。
なので多くのパソコンが接続されていると、なおさら信号は劣化してしまう。
これをどうにかするのがリピータの機能だ。
リピータは弱まったりノイズが入った信号を、「増幅」や「整形」して、元の信号と同じ強さ、同じ形に直す。
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もとの強さを取り戻すことによって、より遠くまで信号が届くようななった。
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リピータは信号を増幅させるだけ。
これから先に出てくるスイッチやルータのように制御をしない。