レイヤ3 IPアドレッシング
http://www5e.biglobe.ne.jp/%257eaji/3min/21.html
レイヤ3は論理アドレスを決定する。(階層型アドレス)
論理アドレスの特徴
⇒物理アドレスは単なるユニークなビット列でしかない。
一方、論理アドレスはそのアドレス事態に意味がある。
「何処の誰?」という情報。
上記のように、「何処の誰」という情報は積み上げることができる。
なので、階層型と呼ばれている。
更に特徴として、論理アドレスはネットワーク管理者がつけるという点。
MACアドレスはIEEEがつけたベンダーコードと、ベンダーがつけた割り当てコードから成り立っていた。
使用する側は変更不可だった。
※NICに付けられたアドレス
だが、論理アドレスは、そのネットワーク管理者が必要に応じて自由に付けることができる。
そして、論理アドレスはNICにではなく、各デバイスのネットワークとの接続点ごとにつける。
<接続点ごとってつまり、NICってことでは??>
物理アドレスと違う点は、例えばNICが故障して違うNICに変えたとしても、同じ論理アドレスを持つ。
なのでネットワークの接続点ごと。なのだ。
パソコンが1枚のNICだけだった場合は、一つの論理アドレス。
そのパソコンが2枚のNICを持っていた場合、2つの論理アドレスを持つことになる。
そして、論理アドレスは「何処の誰」であるため、
デバイスの所属するネットワークが変わった場合、論理アドレスも変わる。
更に、レイヤ3にはいくつかのプロトコルがある。
なので、プロトコルごとに論理アドレスの体系が違う。
プロトコルが違うと、アドレスも変わってしまうので、何らかの変換作業が必要になる。
■何処の、誰?
どのプロトコルを使うにしろ、論理アドレスは所属するネットワークの番号+ホストの番号という形になる。
何処の⇒ネットワークの番号
誰⇒ホストの番号
ネットワーク番号は接続されているすべてのネットワークでユニークでなければならない。
接続されているすべてのネットワークでユニークなので、相互に通信しあわない独立したネットワークであれば同じでも構わない。
なぜなら、通信するとき区別が必要ないから。
一方ホストの番号は、所属するネットワーク内でユニークでなければならない。
例えば、「新宿」とういホスト名でも、「東京都新宿」「京都府新宿」と件名から書けば区別することができる。
なので違うネットワークに同じホスト番号をもつものがいても、ネットワーク番号が違うから結果的にユニークとなる。
MACアドレスは16進数12桁、48ビットであった。
IPアドレスは、今現在使われているバージョン4は32ビットである。
未来には、バージョン6に変わる。
なので、IPアドレスは32ビットと覚えておいて今のところは問題ない。
IPアドレスは10進数で表記されるので、実態がビットであるということを忘れてしまうことがある。
でもIPアドレスは32ビットだ。
つまり、以下のような形となる。
少し見やすくするとこんな感じ
実際にIPアドレスを表記する際は、以下のようになる。
つまり、バイトごとに10進数にして表記する。
そして、各バイトの間にはドットを入れる。
上記の例ならば、172.5.34.11と表記する。
この1バイトごとに区切りをIPアドレスではオクテットという。
<今日のポイント>
・レイヤ3の論理アドレスの特徴
└階層型である
└ネットワーク管理者がアドレスを割り振る
└デバイスの接続点ごとに1つ割り振られる
└場所に依存するので、場所が変わるとアドレスも変わる
└ネットワーク番号は全ネットワーク内でユニーク
└ホスト番号は、そのネットワーク内でユニーク
・IPアドレスは32ビット
・8ビットを1オクテットとして、4つのオクテットに分割して表記
・各オクテット毎に10進数にして、間に区切りのドットを付ける。