ネットワークについて
<ネットワーク>
■信号に起きる障害
通信では、減衰、ノイズ、衝突という問題が起きることがある
減衰
⇒ケーブルに使われる銅線には「抵抗」というものが存在する。これは絶対に避けられない。
その抵抗のせいで信号が弱まってしまうことが減衰だ。
光ファイバは光信号なので、電気抵抗とは無線の代物。
しかし、長時間ながれていると光信号が拡散してしまう。これが光信号での減衰。
ノイズ
⇒いくつかの原因によって「電気信号の形が壊れてしまう」ことを指す。
崩れてしまうと元の形が分からなくなってしまい、正確に伝わらなくなる。
▼いくつかの原因とは
・すぐ隣の銅線に信号が流れている(クロストーク)
・熱雑音
・AC電源がそばにある
・雷や無線、蛍光灯などがそばにある(EMI/RFI)
衝突
⇒ケーブル上を2つ以上のデータが同時に流れた場合発生する。
信号がぶつかると、電圧が変になってしまい元の信号と違った形になってしまう。
※コリジョン(衝突)
■ネットワーキングメディア
ネットワーキングメディアの種類は合計3種
銅線2種と光ファイバ1種
■ネットワーキングメディアの企画団体
ネットワーキングメディアは3つの規格団体が影響力を持っている
特にIEEEとEIA/TIAの2つの団体名は重要。
最後にULという製品の安全性を試験する団体。
ケーブルの素材が可燃性だったり、発がん性物質を含んでいないかチェックする団体。
「IEEE」「EIA/TIA」「UL」の3つの団体は下記のケーブルを規格している
同軸ケーブルはLANケーブルだけでなく、TVアンテナ線などに使われている。
中央の茶色が導体となる。銅製だ。
ここに信号が通ることになる。
導体の上にあるのがプラスチックの絶縁体。
一番外側にあるのみプラスチック製のジャケットだ。
中側にある黄色の網目状のものは、金で作られたシールドと呼ばれる素材。
名前の通り、外部からの干渉を防ぐ。
このシールドがあるおかげで、同軸ケーブルは干渉に強い。
さらに干渉の影響が少ないため、長距離まで信号が届く。
ただし、頑丈なシールドのせいでツイストペアケーブルよりも堅い、かつ高価になってしまった。