ネットワークについて
<ネットワークについて>
■OSI参照モデルでのデータの流れ
通信では運びたいものを「データ」それを入れた段ボール全体を「データユニット」という。
【例】
宅配便を使って荷物を送ることを考える(割れ物)
運びたいもの⇒緩衝材で包む⇒段ボールに入れる⇒宛名を貼る
⇒配送表貼るる⇒宛先へ
何が言いたいかというと、運びたいものを運ぶには、「運びたいもの以外のものも送る必要がある」
通信で言うところの、宛先、送信元アドレス(IPアドレス)、通信制御用データなどなど
データに制御データをくっつけてデータグラムに仕上げることをカプセル化という
どういうことかというと...
アプリケーション層
プレゼンテーション層
セッション層
トランスポート層
ネットワーク層
データリンク層
物理層
レイヤ7~5までは特に制御データが付くことはない。
しかし、トランスポート層では制御データを付加する⇒セグメントという名称に変わる。
次にレイヤ3のネットワーク層では、データ付加により⇒パケットになる。
レイヤ2のデータリンク層では、データ付与により⇒フレームになる。
最後の物理層では⇒ビットにデータを変える。
■LANで使われるもの
LANを構築するために必要なもの
ホスト(パソコンやプリンタ)、ネットワーキングメディア(LANケーブ)、NIC(パソコンとケーブルを繋ぐ機器)
※もともとパソコンとケーブルは接続できるように作られていない
※最近のパソコンは組み込まれていることが多い
■ネットワーキングデバイス
複数のパソコンからのデータがLANに流れる場合、「通信を制御する機器」が必要になる。
ケーブルが道路、データが車だとすると「信号やインターチェンジ、案内版」の役割を行う機器のこと。
■レイヤ別ネットワーキングデバイス
ネットワーキングデバイスは大きく分けて3種類ある。
それぞれ、レイヤ1.2.3の各レイヤに従った役割を持つ。
▼レイヤ1:物理層
物理層は電気・機械的な規則の層。
ここで制御を行う機器は「リピータ」と「ハブ」。
これらはケーブルを流れる電気信号を増幅したり、分配したりする。
▼レイヤ2:データリンク層
データリンク層では、「ブリッジ」と「スイッチ」という機器を使う。
スイッチは、スイッチングハブと呼ばれることが多い、見た目もハブとそっくりの機器だが機能的には断然上。
スイッチは簡単に言うと信号の役目。
データを通す、通さないという制御を行う。
▼レイヤ3:ネットワーク層
ネットワーク層では、宛先までのルートを決定するという機器が必要。
この機器をルータという。
■信号
ネットワークといっても根底にあるのは、電気信号。
最も一般的なのが、銅線を使ったメディアを流れる電気信号。
しかし、他にも光ファイバーケーブルの場合は光信号でもあるし、無線LANの場合は電波になる。
電気信号には2種類存在し、「アナログ」と「ディジタル」。
「連続的」と「非連続的」という違いがある。
アナログ信号は「波」。ディジタル信号は「ON/OFF」と考えるのが一番わかりやすい
■回線
信号は通信回線に依存する。
回線がアナログしか使えなければ、アナログを使うしかない。
一般電話回線を使用して通信する場合は、モデム(MODEM)が必要になる。
モデムはコンピュータのディジタル信号を、電話用のアナログ信号に変換してくれる装置。
一方ディジタル回線といえば、一番有名なのが「ISDN」
ISDNは普通の電話回線と違い、特殊なのでちょっと特別な接続装置が必要になる。
それが「TA」「DSU」。
▼接続方式について
モデム⇒一般電話回線
TA・DSU⇒ISDN
NIC⇒LANケーブル
NIC⇒LANケーブル⇒ケーブルモデム⇒CATV
NIC⇒LANケーブル⇒ADSLモデム-スプリッタ⇒ADSL
ケーブルモデムとは?
⇒ケーブルテレビ使用されているケーブルとの接続に使用されるモデム
ADSLモデムとケーブルモデムの特徴は、普通のモデムと違いパソコンと「LANケーブルで接続」されるところ。